国立大学初の海外教育研究拠点
九州工業大学は、わが国の産業発展のため、品格と創造性を有する人材を育成するという基本理念のもと、世界トップレベルの分野を創出する(=研究)、研究を通した産学連携を基軸に活動を展開する(=社会貢献)、これらを礎として、グローバル?エンジニアを養成する(=教育)という3つを、本学が果たすべき役割として掲げています。これらを推進し、加速化させるため、国立大学初の海外教育研究拠点を設立することになりました。
なぜマレーシア?
MSSCを設置しているマレーシアは、著しい経済発展の最中にあるASEAN諸国の地理的中心に位置しており、多民族国家で英語が広く普及し、日本との時差は1時間という利点があります。
なぜUPM?
マレーシアプトラ大学(UPM)は、マレーシアの首都クアラルンプール近郊に位置する国立大学で、本学の国際交流協定校であり、マレーシア国内はもとより国際的にも高い評価を受けています。
UPMと本学は2002年に国際交流協定を締結し、2004年にはUPM敷地内に研究拠点として本学のサテライトオフィスを設置しました。生命体工学研究科を中心とした研究交流を土台として交流を続け、UPMの協力を得て2013年4月にMSSCを設立しました。
MSSCの4つの目的
MSSCでは、次の4つの目的を掲げ、さまざまな取り組みをおこなっています。
1.本学学生のグローバル化
2.優秀な外国人留学生の獲得
3.国際的な研究活動の推進
4.教員や職員のグローバル化
本学は、MSSCを拠点に、ダブルディグリー?プログラムのUPMとの共同実施、学生交流プログラム、FD?SD活動の一環としての教職員派遣などをおこなっています。