2023年3月30日、パナソニックホールディングス株式会社(以下、パナソニックHD)が九州工業大学に開設しているIoTシステム実装研究講座(2017年11月開設、2020年11月第2期開始)及び、2023年1月にパナソニック インダストリー株式会社(以下、パナソニック インダストリー)が新たに開設したGX材料デバイス研究講座の活動報告として、パナソニックHD執行役員?グループCTOの小川立夫氏と三谷康範学長などが参加する活動報告会を戸畑キャンパスで開催しました。
パナソニックHDが社会実装を進めるHD-PLC*やBeyond5G、及びパナソニック インダストリーが先行研究を行うGX*を支える新材料?新デバイスの学術研究を推進しています。
報告会では、IoTシステム実装研究講座において、福本幸弘特任教授(先端研究?社会連携本部産学イノベーションセンター)を中心に、HD-PLCの適用範囲拡大を実現するために、データ収集?理論解析?実証などを実施しており、法整備への貢献など着実に成果をあげているとの報告がありました。
また、GX材料デバイス研究講座においては、瀧澤俊幸特任教授(大学院工学研究院物質工学研究系)より当該講座のミッション及び、研究テーマ「固体電解質の畜エネ技術応用や、CO2還元触媒」に関する報告がありました。
最後に、小川氏及び三谷学長より、今後のさらなる連携発展への思いについてお話があり、報告会を締めくくりました。
※HD-PLCとはパナソニックHDが開発?提唱する、高速?長距離を特長とする電力線通信(PLC)技術のことです。
※GX(Green Transformation)とは、化石燃料をできるだけ使わず、クリーンなエネルギーを活用していくための変革やその実現に向けた活動のことです。