2022年11月23日、HSR(Human Support Robot、トヨタ自動車株式会社が中心となり開発を進める家庭用サービスロボット)に関わる研究者が集まり、研究成果について報告?情報交換を行う、HSRコミュニティ2022年度総会が行われ、国内有力30研究機関の発表の中、本学の研究グループが東京大学?松尾研究室と並び満点を獲得し、ベストポスター賞を同率受賞しました。
本学の研究グループは、生命体工学研究科および北九州市立大学の学生が中心となって結成しているHibikino-Musashi@Home(主指導教員:生命体工学研究科 田向権 教授)が出場するロボットの競技会?ロボカップに向けて開発した各種AI?ロボット技術に加え、独自性の高い研究として柔軟触覚センサとレザバーコンピューティングを組み合わせた物体認識システム、海馬?扁桃体?前頭前野など脳機能を模倣して構築した脳型人工知能に関する発表を行いました。高速で安定性の高いシステムの開発に取り組み、その成果の一部はオープンソースとして公開しています。また、未来のロボットが家族との関わり合いの中で家族の習慣や好みを学習し、より知的に振る舞うことができる脳型人工知能の開発に取り組んでいます。
今後も2023年にフランス?ボルドーでの開催が予定されているロボカップ世界大会優勝を目指した開発を加速させるとともに、より知的なロボットを構築するための研究、コミュニティへの貢献へ積極的に取り組んでまいります。
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Hibikino-Musashi@Homeは、安川電気プロジェクト(学生プロジェクト)や、カーロボAI連携大学院より支援を受けております。本学では、同窓会である明専会や企業と連携し、学生グループによる創造的なプロジェクトに対し、その活動を強力にサポートしています。また、この成果の一部は、国立研究開発法人新エネルギー?産業技術総合開発機構(NEDO)の委託業務(JPNP16007)の結果得られたものです。
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ベストポスター賞受賞
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受賞コメントの様子、代表:生命体工学研究科 田向 権 教授(画面右?下側)
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発表タイトル
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発表の様子
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チームが公開するオープンソースの紹介。コミュニティに高く貢献。