更新日:2022.07.13
本学大学院情報工学研究院 物理情報工学研究系の小田部荘司 教授らのグループにより開発した「Arduinoを使った簡易オシロスコープ」が、この度、名古屋大学名誉教授の古橋武氏により電子回路技術者向けの雑誌であるトランジスタ技術(CQ出版社)2022年8月号で紹介されました。このオシロスコープでは等価時間サンプリングを用いることにより、等価的に1MHzのサンプリングができます。これはArduinoの性能の限界であり、このことが丁寧に解説されており、かなり専門的な内容で紹介されています。
Arduinoを使った簡易オシロスコープは、数本の抵抗とコンデンサを外部回路に準備するだけで、毎秒百万サンプリングできるオシロスコープを実現します。とても安価で手軽に、電子回路を作製するときに必要な基本的な計測機器を得ることができます。これにはハードウェアの限界の性能を引き出すソフトウェアの工夫があります。
Arduinoを用いた演習や実験をされている方は、情報工学部webサイトに公開していますので、ぜひ試してみてください。
◇Arduinoを使った簡易オシロスコープについてはこちら。
◇トランジスタ技術 2022 年 8 月号「ジュニアのためのブレッドボード実験室〈5〉Arduinoで簡易USBオシロスコープ」についてはこちら。