2022年3月9日 ~12日 、「ロボカップジャパンオープン2021DSPL」が東京ビッグサイトで開催され、本学大学院 生命体工学研究科および北九州市立大学の学生が中心となって結成しているチーム「Hibikino-Musashi@Home」 (主指導教員:大学院生命体工学研究科 田向権教授)がW優勝しました!!
ロボカップは自律移動型ロボットによる競技会であり、@ホームリーグはキッチンやリビングなど日常生活の場で、人間の生活を支援するロボットの開発を目標とするリーグです。当リーグには標準機で出場し主にソフトウェアの性能を競い合うDSPL、チーム独自のロボットで出場するOPLなどのサブリーグが設けられています。このうちDSPLが3月9日から12日の期間、東京ビッグサイトにてハイブリッド形式で開催されました。
DSPLは標準機TOYOTA HSRを用いるリーグで、当チームはこれまでにRoboCupやWRSといった世界大会で4度の優勝実績を持ちます。世界チャンピオンの実力を発揮し、本戦にて優勝しました。また、ロボットデモにより研究成果を発表するFinalでは前頭前野モデルによる物体の配置についての発表を行い、Technical Challenge賞 (第1位)を受賞しました。なお、今回の競技会は国際ロボット展にてWRS2020の成果報告という位置づけで行われました。
Hibikino-Musashi@Homeは「人間と共存可能な家庭用サービスロボットの実現」を目標にロボットの開発に取り組んでいる学生プロジェクトのチームです。ロボットはコンピュータサイエンス、人工知能、ロボット工学をはじめとする工学分野の成果の集大成です。本大会に出場したロボットには、Hibikino-Musashi@Homeの研究開発の成果はもちろん、チームに所属している大学院生命体工学研究科の多様なバックグラウンドを持つメンバーの研究成果に加えて、ニューロモルフィックAIハードウェア研究センターの分野横断の研究開発がロボット応用の出口へと結びつき、日々、その性能を進歩しています。
Hibikino-Musashi@Homeは、近年好成績を収めており、世界の強豪チームとして広く認知されています。
今後、益々の活躍にご注目ください。
【世界大会】World Robot Summit |
結果 |
World Robot Summit 2020 |
優勝 |
World Robot Summit 2018(プレ大会) |
優勝 |
【世界大会】RoboCup |
結果 |
RoboCup 2021 ※オンライン |
準優勝 |
RoboCup 2020 ※中止 |
- |
RoboCup 2019 |
3位入賞 |
RoboCup 2018 |
優勝 |
RoboCup 2017 |
優勝 |
【世界大会】RoboCup Asia-Pacific |
結果 |
RoboCup Asia-Pacific 2021 |
優勝 (実機2冠、シミュレーション) |
RoboCup Asia-Pacific 2019 |
準優勝 |
RoboCup JapanOpen |
結果 |
RoboCup JAPAN OPEN 2021 |
優勝 |
RoboCup JAPAN OPEN 2020 |
優勝 (実機2冠) |
RoboCup JAPAN OPEN 2019 |
優勝 (実機2冠) |
RoboCup JAPAN OPEN 2018 |
優勝 |
Hibikino-Musashi@Homeは、創造学習プロジェクト(学生プロジェクト)や、カーロボAI連携大学院より支援を受けております。本学では、同窓会である明専会や企業と連携し、学生グループによる創造的なプロジェクトに対し、その活動を強力にサポートしています。また、この成果の一部は、国立研究開発法人新エネルギー?産業技術総合開発機構(NEDO)の委託業務(JPNP16007)の結果得られたものです。
◇チーム紹介、メンバーリスト、および最新情報はこちら。
◇チームのfacebookページはこちら。
◇RoboCup JapanOpen 2021についてはこちら。
◇ニューロモルフィックAIハードウェア研究センターについてはこちら。
Hibikino-Musashi@Home集合写真
表彰状(優勝)
表彰状(Technical Challenge)
BOSSを持ち上げたロボット
依頼された荷物を届けるロボット
ドロワー開けに挑戦するロボット
ロボットを操縦するメンバー
ロボットを見守るメンバー
調整を行うメンバー
Technical_Challenge_発表中
解説中の田向教授
国際ロボット展の看板前