更新日:2021.12.23
2021年11月22日、PhotonIcs and Electromagnetics Research Symposium (PIERS2021 in Hangzhou)がオンラインで開催され、大学院情報工学府 情報工学専攻 博士後期課程1年 馬場龍之介さんの、『Generation of Thermal Energy by a Local Electric Field near the Antenna under Microwave Irradiation』と題した論文がAntennas and Microwave Technologiesのセッションで、Best Student Paper Awardを受賞しました。
本研究は、電子レンジのようなマイクロ波照射環境下で、アンテナとなる金属棒を挿入し、その周りの電磁界分布によって生じる発熱現象を詳細に計測し解析しました。マイクロ波の波長と出力、金属棒の長さ、発熱温度との関係が明らかとなり、今後マイクロ波促進化学へ応用することによって新たな化学反応容器を設計しようとしています。
本会議は、中国杭州市で現地開催される予定でしたがバーチャル会議に変更となり、今回の賞は論文と動画によって審査されましたが、再度2022年4月に杭州市での開催が予定されており、馬場さんはスピーカーとして中国での会議に招待されることになっています。
受 賞 者 | 馬場龍之介(大学院情報工学府 情報工学専攻 博士後期課程1年) |
論文題目 | "Generation of Thermal Energy by a Local Electric Field near the Antenna under Microwave Irradiation" |
指導教員 | 大内将吉 准教授(大学院情報工学研究院 生命化学情報工学研究系) |
本研究は、自然科学研究機構 核融合科学研究所 装置工学?応用物理研究系 高山定次 准教授 との共同研究によって行われました。