更新日:2021.11.25
2021年9月1日~3日、国際会議 The 40th JSST Annual Conference International Conference on Simulation Technology (JSST2021)において、本学大学院情報工学府博士後期課程2年で学振特別研究員の大西南斗さんが「Passive motions and aerodynamic performance of insect’s flapping wings simulated using the pixel wing model and the strong coupling method」と題して口頭発表を行いOutstanding Presentation Awardを受賞しました。
本研究では、羽ばたき飛行中の昆虫翼に生じるキャンバリングという現象を、直接的な数値シミュレーションによって、コンピュータ内で再現することに、世界で初めて成功しました。キャンバリングとは、昆虫が羽ばたき飛行する際に、周囲の空気との強い相互作用(流体構造連成)によって、昆虫翼に特徴的な大変形が生じる現象です。本成果は昆虫飛行メカニズムの解明に貢献することはもちろん、昆虫を規範とする超微小飛行ロボットの開発への応用などが期待されます。
受 賞 者 | 大西南斗(大学院情報工学府博士後期課程2年?日本学術振興会特別研究員) |
発表題目 | "Passive motions and aerodynamic performance of insect’s flapping wings simulated using the pixel wing model and the strong coupling method" |
指導教員 | 石原大輔 准教授(大学院情報工学研究院 知的システム工学研究系) |