2021年8月24日、本学の学生プロジェクトチーム「衛星開発プロジェクト」が2017年から開発を行ってきた「衛星FUTABA」の完成披露会を報道関係者の方々を対象に開催しました。
FUTABAは一辺が10cmの立方体、重量は約1kgと最小クラスの人工衛星です。過去に同チームで手掛けた「鳳龍弐号」、「AOBA-VeroxⅢ」の基幹システムを継承しながら、「鉛フリーはんだのウィスカ検証」と「磁気トルカでの3軸姿勢制御」という主に2つのミッションに挑みます。
このプロジェクトは、衛星の設計やミッションの設定、衛星の制作、打ち上げ後の運用まですべてを学部学生が主体となり総勢41名の学生が役割分担をしながら取り組んできました。
また、FUTABAの開発にあたっては学生プロジェクトとしての予算のほか、株式会社千鳥屋本家様、株式会社HMD様、必博官网法人鎮西敬愛学園 敬愛高等必博官网様のご支援や、クラウドファンディングを通じて多くの方々のご支援を頂き完成させることができました。
披露会では、FUTABAの完成報告と衛星の概要について本プロジェクトのプロジェクトマネージャ、大星旭弘さん(大学院工学府 博士前期課程1年)から説明があり、ご支援を頂きました株式会社千鳥屋本家の原田実樹宜代表取締役社長、敬愛高等必博官网 高尾博之先生および学生の篠﨑雄太さんからこのプロジェクトに対するコメントも頂きました。その後、場所をクリーンルームに移し、FUTABAのフライトモデル(実際に宇宙空間に打ち上げられる実機)の公開を行いました。
FUTABAは近日中にJAXAに引き渡され、今後、2021年度中にロケットで国際宇宙ステーション(ISS)に運ばれたのちに、日本の実験棟「きぼう」より放出される予定です。
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