2020年10月30日~11月1日、『RoboCup Japan Open 2020』がオンラインで開催され、本学大学院 生命体工学研究科の学生が中心となって結成しているチーム「Hibikino-Musashi@Home」(主指導教員:大学院生命体工学研究科 人間知能システム工学専攻 田向権 准教授)が「@ホームシミュレーションリーグ」に出場し、Technical Challenge準優勝を獲得しました。
「@ホームシミュレーションリーグ」は日常生活における生活支援ロボットの実現に向けたロボット競技会「ロボカップ@ホーム」をシミュレーション環境で行う事を目的として、基本性能を評価するための競技と、プレゼンテーションベースの競技(Technical Challenge)から構成されています。Technical Challenge では規定タスクを達成するのではなく、シミュレーションやエクステンデッド?リアリティ(XR)などの技術を活用して生活支援ロボットを発展させるための提案の新奇性、学術性、技術性などが評価されます。
本チームは人間のように賢くふるまうことができるロボットの開発を目標とした、「脳型人工知能モデルによるナビゲーションシステム」を提案し、ロボットの記憶に基づいた経路の生成とその価値を判定する手法の学術性が高く評価され、Technical Challenge準優勝を獲得しました。本年度はすべての競技がオンラインで行われ、大会の様子はYouTubeでライブ配信されました。
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また、2020年12月19日、20日に開催予定の『RoboCup Japan Open 2020 @ホームリーグ』への出場が決定しており、今後もますますの活躍が注目されます。
Hibikino-Musashi@Homeは、学生プロジェクト「安川電機プロジェクト」や、連携大学院インテリジェントカー?ロボティクスコース(カーエレ?カーロボ連携大学院)より支援を受けております。本学では、同窓会である明専会や企業と連携し、学生グループによる創造的なプロジェクトに対し、その活動を強力にサポートしています。