更新日:2020.10.07
2020年10月5日、ステーションホテル小倉(北九州市小倉北区)で、本学の横野照尚教授(工学研究院物質工学研究系)が開発した「ナノ構造制御型次世代光触媒」技術によるウイルス対策実証実験を開始しました。
この横野教授の技術は以下の点において従来の光触媒技術とは一線を画す独創的なもので、今回の実証実験でも用いた光触媒コーティンク除菌スプレー『Dr.OHNO』の開発に繋がっています。
(1) 弱い室内光でも高性能反応をする可視光応答型酸化チタン材料の開発
(2) 酸化反応と還元反応の場を分離して光触媒の性能が飛躍的に向上させた
この実証実験に先立って行われた報道機関向けの会見では、本学の尾家祐二学長、JR九州ステーションホテル小倉株式会社の黒木俊彦社長のあいさつの後、横野教授から当該光触媒技術に関する説明を行いました。質疑応答では、たくさんの質問が寄せられコロナ禍の最中にある現在の社会での関心の高さが伺えました。
その後、ホテルの会議室や客室に場所を移し、『Dr.OHNO』の実際の施工の様子を報道機関のみなさまにご覧頂きました。(今後、1-2ヶ月後に効果の計測、検証を行い、今後の研究へ繋げていきます。)
当日は非常に多くの報道機関のみなさまにお越し頂き、テレビ、新聞等で大きく報じられました。