更新日:2019.12.11
本学イノベーション推進機構 グローバル産学連携センター 安藤義人 准教授と株式会社 明菱(北九州市)は、「磁力線パス確保」「表面絶縁性」をキープした電磁波吸収と放熱機能を両立する樹脂材料向けの金属微粒子フィラーの実用化に成功しました。
「DSK」と名付けられた金属微粒子フィラーは、今後普及が予測される車載センサー部材などの要求にこたえることが期待され、2020年度に生産を開始し、5年後には数十トン規模での製造を予定しています。
安藤准教授は、大学が持つ学術的知見をもとに開発を行い、北九州市や福岡県リサイクル総合研究事業化センターの支援を受けて、株式会社明菱と共に本材料の性能評価と活用可能性の調査を行ってきました。
本学は今後も地域社会と産業界に貢献する技術?知識を提供していきます。
本成果は、2019年11月25日の化学工業日報に掲載、2019年12月4-6日に高機能プラスチック展に出展されました。