本学生命体工学研究科のHibikino-Musashi@Home チームが、『World Robot Summit 2018』の Service Robot Category, Partner Robot Challenge, Real Space 部門で優勝という快挙を成し遂げ、経済産業大臣賞を受賞しました!!また、優れた研究開発と競技会での安定したパフォーマンスが極めて高く評価され日本ロボット学会賞を併せて受賞しました。
World Robot Summit(WRS)は、経済産業省とNEDOが主催するロボットの競技会と展示会の国際大会で、
2020年の本大会開催に向け、2018年は「東京大会」として開催されました。
Service Robot Category, Partner Robot Challenge, Real Space 部門では,Robotics for Happiness をキーワードに、家庭やオフィスといった、人間の生活空間で働くサービスロボットの性能を競いました。世界中より厳しい書類審査を経て選ばれた14チームが本戦に進出しました。
予選に当たるSkill Testでは、部屋を片付けるTidy Up Here、指示されたものを取ってくるBring me、二つのタスクが実施され、Hibikino-Musashi@Homeはその両方で全チーム中最高得点を獲得しました。また、Skill Testの上位7チームが進出したFinalでは、競技会という極めて限られた時間内にロボットの視覚となる深層学習を効率よくかつ高精度に構築する方法と、扁桃体の機能をロボットへ実装することで、人間とロボット間の少ないコミュニケーションでパートナーである人間の好みを学習し、「あれ取ってきて」の「あれ」を推定する、新たな脳型人工知能アルゴリズムをロボットのデモンストレーションを交えて披露しました。
ファイナルのロボットデモの中では、冷蔵庫を開けて中身を取り出し扉を閉めるという一連の動作を完全自律動作で実現するという見せ場もありました。
Hibikino-Musashi@Homeは、生命体工学研究科の大学院生を中心として結成された学生サークルで、九州工業大学?明専会学生創造学習支援プロジェクト「安川電機プロジェクト」や、連携大学院インテリジェントカー?ロボティクスコース(カーロボ連携大学院)より支援を受けております。九州工業大学と明専会では、学生グループによる創造的なプロジェクトに対し、その活動を強力に支援しております。
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●Tidy Up Here(お願い,部屋を片付けて)
●Bring Me(あれ取ってきて)
●Final Show Me the Future(決勝戦,ロボットと暮らす未来を見せて,研究プレゼン&ロボットデモ)
●Exhibition(決勝進出チームによるエキシビション)