今年で22回目を迎える世界大会『RoboCup 2018』は自律ロボットの世界最大の競技会で、平成30年6月18日(月)~22日(金)、カナダのモントリオールで開催されました。
生命体工学研究科の田向 権准教授が率いる『Hibikino-Musashi@Home』は、DSPL(Domestic Standard Platform League,TOYOTA HSRで出場する標準機リーグ)へと参戦し、世界の強豪チームと競い、”優勝”という快挙を成し遂げました!昨年のRoboCup 2017 Nagoya優勝に続き、DSPL 2連覇の快挙です。
また、ロボットによる食事の後片付けをテーマとしたP&Gチャレンジで、Open Platformリーグのロボットを含む、@ホームリーグ全チームの中で最高成績を達成し、”P&G Award”を受賞しました。
RoboCup@Home League(@ホームリーグ)は、家庭やオフィスといった、人間の生活空間で人間と協力して働くサービスロボットの性能を評価するリーグです。ロボットには、人間と自然な意思疎通を行い、周辺の環境を認識し、自ら行動を計画し実行するための、高い人工知能の能力が求められます。@ホームリーグはRoboCupの中で急成長のリーグであり、かつ、企業からの注目度も極めて高く、トヨタやソフトバンクのロボットも標準機として採用されています。
Hibikino-Musashi@Homeは、生命体工学研究科の複数の研究室から学生が集まって結成された学生サークルチームであり、各研究室の様々な研究成果をロボットへと集結することで未来の生活支援ロボットの研究開発を行っています。また、Hibikino-Musashi@Homeは、九州工業大学?明専会学生創造学習支援プロジェクト『安川電機プロジェクト』や、連携大学院インテリジェントカー?ロボティクスコース(カーロボ連携大学院)より支援を受けております。本学では、同窓会である明専会や企業と連携し、学生グループによる創造的なプロジェクトに対し、その活動を強力にサポートしています。
なお、これら2台のTOYOTA HSRは、本学大学院生命体工学研究科の柴田教授、および田向准教授の研究グループが、トヨタ自動車(株)との共同研究に用いているものです。
◇チームの紹介および最新情報はこちらから
◇九州工業大学?明専会学生プロジェクトの詳細はこちら