更新日:2018.05.22
九州工業大学宇宙システム研究室では、航空機のように何度も再使用可能な有翼ロケットの研究開発に産官学連携で取り組んでおり、学生団体の宇宙クラブ(学生プロジェクト)と協力して飛行実験を実施しています。
2018年から米国での飛行実験を行うにあたり、平成30年3月5日(月)と6日(火)の2日間、アポロ計画のフォンブラウン博士が活躍したことで有名な、アメリカ航空宇宙局(NASA)マーシャル宇宙飛行センターにおいて、機体開発を行う本学の学生と教員、ならびにLNG(液化天然ガス)ロケットエンジンを開発する宇宙航空研究開発機構(JAXA)やIHIの技術者は、NASAの研究者の方々と有翼ロケット実験プロジェクトに関する様々な技術情報や意見の交換を行いました。
この研究会議は、平成29年9月14日(木)と15日(金)のNASAジョンソン宇宙センターにおける研究会議に引き続き行われたもので、今後の技術協力関係や共同研究についても話し合いました。
NASA訪問前には、有翼ロケット実験機用のロケットエンジンを開発する南カリフォルニア大学や、液体ロケット開発に盛んに取り組んでいるカリフォルニア大学サンディエゴ校などを訪問して技術打合せをするとともに、その射場となるカリフォルニア州モハーヴェ砂漠において通信機の性能試験も実施しました。