更新日:2018.04.04
平成30年3月30日 (金)、戸畑キャンパスにて、本学物性グループ主催の『第38回Kyutech物性グループセミナー「超伝導と熱伝導」』を開催いたしました。
外部より、明治大学理工学部の楠瀬 博明教授、東京大学大学院工学系研究科の野村 悠祐助教、国立研究開発法人物質?材料研究機構の只野 央将研究員をお招きして、近年 IoT 整備の潮流を受けて急速に議論が再燃?活発化している超伝導および熱伝導の研究の現状と展望について講演会を開催いたしました。本学からも宮崎 康次教授 (機械知能工学研究系) が講演を行い、本学の本テーマについての取り組みとシーズの高さをアピールしました。戸畑キャンパスのみならず飯塚?若松キャンパスからも教員?学生?学外研究者入れて総勢 50 名程度の参加者が集まりました。
本学では、現在、戦略的研究ユニット化促進プロジェクト 「高温超伝導体のさらなる転移温度向上を目指した物質設計」 [代表: 美藤正樹 (基礎科学研究系)] および九州工業大学平成29年度研究力強化事業 「交差相関物性を利用した高効率環境発電材料による次世代自立型電源の開発」[代表: 松平和之 (電気電子工学研究系)] が展開されており、物質科学研究が精力的に実施されています。こうした機運もあり、講演では活発な議論があり、外部からお越し頂いた先生方との交流も含めて、今後の展開につながるとても有益なものとなりました。