更新日:2017.12.13
本学の工学部建設社会工学科建築デザイン研究室(佐久間治教授)では、本年度のKASEI熊本地震復興支援活動として、熊本県上益城郡益城町内の飯野小必博官网仮設住宅団地の敷地内に、こども達や高齢者の方たちのための並木下の居場所としての「グリーンテラス計画」(東屋と木製デッキテラス)と、みんなの家(集会場)の「縁側の増築計画」を企画?デザイン?設計し、自ら製作?施工?実施を行いました。
本プロジェクトの成果について、平成29年11月26日(日)に熊本県立大学で開催された『KASEI九州建築学生仮設住宅環境改善プロジェクト実行委員会』にて発表報告を行いました。
このプロジェクトは昨年度から、数回にわたり、仮設住宅の自治会長さんと打合を重ねながらデザイン計画案を検討してきたもので、実施にあたっては、佐久間教授の指導のもと、研究室の修士1年の今井智也さんを中心に、徳永普さん、野口亮太さんが企画準備し、学部4年の池尻賢也さん、石川龍さん、井藁大希さん、西田淳さん、松山裕さんが製作に参加しました。
研究室一丸となり、連日36℃前後の炎天下での作業を乗り切り、なんとか計画を完成することができました。4日間という短期間での完成には、製作技術指導にボランティアとして参加くださった北九州市内の工務店さんと、福岡の復興支援ボランティアNPOの方々の協力が大きな支援となりました。ご協力いただきました皆さまに、感謝申し上げます。
完成後、仮設住宅の方々から「夏休み前に2つの快適な居場所ができた」ととても喜んでいただくことができ、この2つの新たな居場所が、仮設の方々の今後の生活の中での交流や休息に少しでもお役に立てればと願っています。