更新日:2017.11.14
この度、本学の大学院情報工学研究院 機械情報工学研究系(本学、先端金型センター)楢原 弘之教授と福岡県内の地場企業5社は、機能性を追求したチタン製デザインスプーンを共同開発しました。
福岡県内の地場企業である、金属加工研究開発の(有)リナシメタリ、金属加工の(株)三松、金型製造の豊洋エンジニアリング(株)、研磨加工のエス?ピー工業(株)、デザイン事務所の白の5社から成る「チタンF-工房」と九州工業大学は、互いの得意分野を生かして、チタン製スプーンの量産化に成功しました。
チタンは、鉄やステンレス材料よりも半分の軽さで、アレルギーの心配も少なく、耐食性も高いなど多くの特長を持つ一方で、加工が難しいという課題がありました。今回、九州工業大学が金属結晶化微細化技術と、感性評価に基づく3Dデザインの技術協力を行う事で、チタン製デザインスプーンの完成へと至りました。