大学院情報工学研究院知能情報工学研究系 德永 旭将教授の研究シーズが、国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)による「大学?エコシステム推進型スタートアップ?エコシステム形成支援」の採択を受けたPARKSの「PARKSスタートアップ創出プログラム」にて、ステージゲート審査を経て、Step2-2に昇格しました。九州工業大学では初の案件です。
九州工業大学は、PARKSの共同主幹校として、「学術界から創出される革新的な技術の社会実装を実現するイノベーション創出大学モデルの構築」に取り組んでいます。また、QBキャピタル合同会社(福岡県福岡市、代表社員:坂本 剛)および株式会社みらい創造インベストメンツ(東京都港区、代表取締役社長:岡田 祐之)とともに、本テーマについて事業化推進を支援し、技術の事業化およびスタートアップ創業を目指しています。
| 研究代表者 | 德永 旭将教授(大学院情報工学研究院知能情報工学研究系) |
| 事業シーズの名称 | 迅速に導入でき長期的に運用できる自律型と人間中心型の外観検査AI |
| 研究概要 | 外観検査は品質管理における重要な工程である一方で、人手不足や作業負荷の高さが課題となっている。従来の外観検査AIは、良品画像10枚のみを用いた学習が可能で、ノーコードで誰でも扱えるため導入ハードルが低い反面、AIを調整できる余地が原理的に少なく、現場での最適化が困難であることから、実用化に至らないケースが多かった。 これに対し、我々が提案するAIでは良品画像を約1,000枚必要とするものの、その分調整の自由度が高く、さらに調整コストも低く抑えられるのため、自動化に耐えうる性能を確保できる。さらに、MRデバイスを活用することで、検査員の負担軽減や、検査員ごとの検査結果のばらつきの抑制が可能となり、全体として品質向上に繋がる。本技術は、MR技術との統合により、農業分野やインフラ点検分野への応用も期待される。 |
| 採択シーズ | STEP2-1 → STEP2-2 昇格 |
■ 研究代表者 德永教授 コメント
2022年9月、私たちは研究シーズの事業化に向けて動き始めました。論文を書くだけなら、社会課題と正面から向き合う必要はありません。しかし私たちは製造業の現場に飛び込み、課題を学びながら、研究成果をどう社会に還元できるか問い続けてきました。今回のStep 2-2への昇格は、この3年半の取り組みへの後押しとして、事業化を推し進める大きな原動力となります。スタートアップの創出を通じて、世界的な課題の解決と大学?地域の共発展に取り組んでいきます。
■ PARKS スタートアップ創出プログラムについて
PARKS(Platform for All Regions of Kyushu & Okinawa for Startup-ecosystem:オール九州スタートアップエコシステムプラットフォーム)では、九州?沖縄圏に根付き、アジアを経由してグローバルに展開可能な顧客志向かつイノベーションを実現可能なスタートアップを持続的に創出するために、「PARKSスタートアップ創出プログラム」と題したPARKS GAPファンドプログラムを実施しています。本プログラムは研究成果と事業化の間のギャップを埋めるためのもので、ビジネスモデルのブラッシュアップや試作品製作などを支援します。
※起業活動支援プログラム(教職員)詳細
PARKSスタートアップ創出プログラムではStep1、Step2(2-1、2-2)のプログラムを実施します。
| Step1 | ディープテックの試作開発、ビジネスモデル原案の作成。 | 最大500万円、 最長1年 |
| Step2-1 | 応用研究の成果を商業的な可能性評価まで引き上げる。 | 最大2000万円、 最長1.5年 |
| Step2-2 | 商業的な可能性評価と起業の達成。 | 最大4000万円、 Step2-1と合わせて最長3年 |
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【本件に関するお問い合わせ】
国立大学法人九州工業大学 研究本部 未来思考実証センター
TEL:093-884-3487
E-mail:office*ccr.kyutech.ac.jp
【PARKSに関するお問い合わせ】
PARKS 九工大事務局(未来思考実証センター内)
E-mail:KIEPS-office*ccr.kyutech.ac.jp
(メールは*を@に変えてお送りください)









