2025年4月30日、立命館アジア太平洋大学(APU)のSelf-Access Learning Center(SALC)において、九工大の学生5名が英語学習サポートを体験しました。
この活動は、文部科学省の「大学の国際化によるソーシャルインパクト創出支援事業」の一環として、2025年度に開始された産学連携プログラムであり、APUと九工大の学生が地域企業や自治体と連携し、九州の企業や地域社会が直面するさまざまな課題を発見し、その解決に取り組むことを目的としています。
今回訪問したSALCは、語学力向上を目指す学生の自主的な学びを支援する施設です。ここでは、語学に精通した学生スタッフ「ピア?アドバイザー(PA)」が、英語学習に関する相談や実践的なサポートを行っています。
当日は、最初にグループ分けが行われ、九工大の学生はPAとの2対1または1対2の少人数セッションに参加しました。事前に設定されたテーマに基づいて英語で意見交換を行い、初めは緊張した様子も見られましたが、次第に打ち解け、自分の言葉でしっかりと考えを伝える姿が印象的でした。
約10分間のメインセッションの後には、PAによる5分間のフィードバックタイムが設けられ、学生たちは自身の英語力の現状や、今後の学習に向けた具体的なアドバイスを受けました。また、参加した学生は、PAの話し方やサポートの方法を観察することで、自分が他者に英語を教える際のコミュニケーションや支援のあり方についても学ぶ機会となりました。
SALCの確立された英語学習プログラムに参加し、少人数で実践的に英語を使うことで、学生たちは英語力だけではなく、柔軟な思考力やコミュニケーション力、自分の意見を発信する力を高めることができました。今後も九工大では、語学力と異文化理解の向上を目指した取り組みを推進してまいります。
- 「大学の国際化によるソーシャルインパクト創出支援事業」採択についてはこちらをご覧ください。

セッション前に行われた説明と質疑応答の様子

実際にセッションを行っている様子(手前が九工大生)

フィードバックセッション

集合写真