更新日:2025.03.27
2025年3月17日~3月22日の6日間、九工大の重点交流協定校の1つであるマレーシアのマラ工科大学(UiTM)で行われた学生交流プログラムに学部生10名を派遣しました。本派遣プログラムはKyutech教育推進事業の採択を受けて行われたものです。
教養教育院人文社会系の齋藤 宏文准教授の引率?指導の下で学生達は、現地学生と共に工学部の研究室訪問(太陽光パネル、人工衛星、ロケット、および交通?物流システムの各分野)、マレーシア国立博物館見学、マレー語体験授業を受けました。さらに、SDGsへのAIの導入をテーマとしたグループワークにも取り組みました。最後に、一連の活動を通して得た知識について、各自英語で報告しました。多様な現地学生との6日間にわたる交流を通して、参加学生は意思決定やコミュニケーションの方法の改善を繰り返し、全員が成長を実感した様子でした。
今回の派遣はイスラム教の断食月(ラマダン)中に行われました。参加学生達は、日中の飲食ができないムスリム学生への配慮を心がけながら、充実した交流を果たすことができました。また、現地モスクでムスリムのコミュニティを訪問し、食料の配給を手伝いました。イフタール(日没後の断食明けにとる食事)では、右手を用いたムスリム式の食事作法を実践しました。参加学生にとってラマダンの宗教的?思想的内容への理解を深め、現地の人々の生活文化を実体験する貴重な機会となりました。