更新日:2024.09.26
2024年9月18日~20日の3日間、京都大学の百周年時計台記念館で開催されたThe 8th International Symposium on Swarm Behavior and Bio-Inspired Robotics(SWARM2024)において、大学院工学研究院 機械知能工学研究系の森本大智助教らがBest Paper Award(Engineering)を受賞しました。
この論文では、群ロボットにおける集団的意思決定メカニズムの進化的獲得とその抽出を扱っています。近年、群ロボットの分野において、環境中の特徴のうち多数となるものを集団で判定するcollective perception(集団的認知)タスクが注目されています。特に最近では、ロボットの制御器を進化計算の技術によって設計する進化ロボティクスアプローチが、ロボットの集団的意思決定戦略の獲得に有効であることが示唆されています。本研究ではロボットの意思決定戦略の一部をニューラルネットワークによって表現し、これを進化の対象とすることで意思決定戦略を設計しました。加えて、獲得された戦略がどのような関数であるかを図示し、誰もが使える形で表現するアプローチを行いました。
【受賞対象】
タイトル | Evolution and Analysis of Controllers for a Robotic Swarm: A Case Study on Collective Perception |
著者 | Daichi Morimoto, Souto Takase, Motoaki Hiraga, Kazuhiro Ohkura, Masaharu Munetomo |
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