2024年9月5~6日の2日間、飯塚キャンパスにおいて、大学院情報工学府の集中講義「企業経営システム特論」が行われ、九工大の大学院生及び教職員、立命館アジア太平洋大学(以下、「APU」)の教員?学生、及び飯塚市市役所職員の計39名が共に学び合いました。
APU?飯塚市?九工大の三者連携協定による活動の一環として、大学院の講義ではありますが、学び合いの場として実施しました。九工大は、SAP University Alliance*のメンバーでもあります。
講義では、ERP(SAP社)という企業の基幹システムを活用し、6種の商品を仕入れ?価格設定?販促?販売を行う経営シミュレーション「ERPsim」を通じて、利益をどれだけ生み出すことができるのかを8チームに分かれて競いました。
最終的に、他チームと比較して若干低価格に設定し、徐々に値下げをする戦略をとった学生チームが勝利しました。また、全体的に価格が下がっていく「コモディティ化」による低価格競争を体験しました。
シミュレーションを通じて、イノベーションの必要性を理解すると同時に、リアルタイムでデータを把握ことができるERPの必要性についても理解を深めていました。多様な学び合いの中で、互いの思考?行動の変容を感じ取っていたようです。
また、九工大?飯塚市?SAPジャパン株式会社?株式会社テクノスジャパンはデジタル人材育成に関する連携協定を締結しています。今回のシミュレーション実施にあたり、テクノスジャパンにご協力いただきました。
*SAP University Alliances
未来のデジタル社会を支える人材育成を目的として、世界各国の教育機関を対象にSAPが多彩なコンテンツやサービスなどを提供するプログラム。世界113カ国以上で3,500校を超える教育機関を支援している。