更新日:2024.07.25
2024年7月12日、九工大が推進している学生安全衛生教育*の取り組みとして、学生安全衛生コーディネーターの認定者、認定者以外の学生および教職員を対象とした標記研修会を対面?オンラインのハイブリッド形式で開催し92名が受講しました。
今回の研修では、企業における安全衛生活動、健康経営の取り組みなどを学ぶため(株)長谷工コーポレーションより大沢真之氏、サントリーホールディングス(株)より池田美紀氏を講師としてお招きしました。
講演では、建設現場での災害発生防止策の紹介を交えた安全管理最優先の組織体制や、健康経営に重点をおいた人本主義を基盤とした経営により、安心して心身ともに健康に働くことが従業員のやりがいとなり、企業の成長へとつながっていくことを丁寧にお話いただきました。
また座談会では、質疑応答の時間を設けました。周りの人を巻き込むような安全衛生の取り組みや職場で感じるストレスを軽減するための取り組みについてなど、各講師からの貴重なお話に参加者たちは耳を傾けていました。
受講後に受講者アンケートを実施したところ、「現場での「見える化」や「コミュニケーション強化」の重要さについて知ることができた」「健康経営と企業価値のつながりが興味深かった」「就活において今まで気にしていなかった見るべき点を知ることができた」などの意見がありました。産学連携による本研修会は、在学中のみならず、就職後も見据えた安全衛生教育の機会となりました。
*学生安全衛生教育???各研究室において、安全衛生に自ら関心を持ち、潜在する安全衛生上の問題を見い出し、それを解決できる「自律」型の安全衛生管理が実践できる人材を育成することを目的としています。