2024年5月13日~17日の5日間、パシフィコ横浜において国際会議 2024 IEEE International Conference on Robotics and Automation (ICRA 2024)が開催されました。ICRA 2024の期間中、5月13日~15日の3日間、会場内ではWRS Future Convenience Store Challenge in CyberSpace(WRS FCSC)という新しいタイプのロボット競技会が行われました。
この競技会に、九州工業大学大学院生命体工学研究科および北九州市立大学の学生が中心となって結成しているチーム「Hibikino-Musashi@Home」から、生命体工学研究科の矢野優雅さん、小林遼平さん、水谷彰伸さんによるチーム「Hibikino-Musashi@Home Tam@Home」(主指導教員: 大学院生命体工学研究科人間知能システム工学専攻 田向権教授)が出場し、優勝しました。
WRS FCSCは、コンビニエンスストアにおける、顧客との対話を中心とした接客サービスシステムを創出することを目的としており、サイバー空間上のソフトウェア開発のみで参加可能という特徴を持つロボット競技会です。
チームは、実機のロボット開発で培ったインタラクション機能を応用して競技に出場し、Yes/Noのみで回答する質問で、顧客が求める商品を特定するtask 1にて最高点を獲得しました。
翌日、未来のコンビニエンスストアのあり方を示すtask 2では、ロボットデモンストレーションを行いました。自由な形式の質問による、対話を通じて商品を提案するシステムのデモンストレーションを披露しました。2つのタスクの合計得点で最高点を獲得し、見事優勝しました。
受賞者 | チーム名「Tam@Home」 矢野優雅(生命体工学研究科 博士後期課程生命体工学専攻 1年) 小林遼平(生命体工学研究科 博士前期課程人間知能システム工学専攻 1年) 水谷彰伸(生命体工学研究科 博士後期課程生命体工学専攻 2年) |
指導教員 | 田向権(大学院生命体工学研究科人間知能システム工学専攻 教授) |
Hibikino-Musashi@Homeは、学生プロジェクトや、カーロボAI連携大学院より支援を受けております。九工大では、同窓会である明専会や企業と連携し、学生グループによる創造的なプロジェクトに対し、その活動を強力にサポートしています。また、この成果の一部は、国立研究開発法人新エネルギー?産業技術総合開発機構(NEDO)の委託業務(JPNP16007)の結果得られたものです。
◇ICRA 2024についてはこちら。
◇WRS FCSCについてはこちら。
◇チーム公式ページはこちら。
◇チームのfacebookページはこちら。
◇チームのXはこちら。