九州工業大学はJST?EDGE-PRIME Initiativeによる支援を受け、高校生などへアントレプレナーシップ教育を展開しています。その一環として、2023年11月から2024年2月まで合計5回にわたり、宇宙?衛星開発アントレプレナーシップ教育プログラム「Space Business Bootcamp」を開催しました。
■Day1
2023年11月12日、Space BD株式会社代表取締役社長であり北九州市出身の永崎将利氏による起業家講演や、九工大の教員による宇宙に関する講義が行われ、参加者は熱心に耳を傾けていました。講演?講義終了後には、質問をするため参加者が長い列を作る場面も見られました。
■Day2
2023年11月26日は、講師に星槎大学の北川達夫氏、演出家の洗足学園音楽大学の田野邦彦氏をお迎えし、起業家に必要な「人間力」を鍛えるワークショップを行いました。参加者は体をたくさん動かしてコミュニケーションを取りながら、人との関係性を通して知る自分の姿に新たな気づきを得たようでした。
■Day3
2023年12月17日、九工大内にある超小型衛星試験センターにおいて、衛星の開発?試験現場の見学を行いました。九工大学生の案内とともに宇宙分野の現場を目の当たりにした参加者は、目を輝かせていました。
■Day4
2024年1月21日、宇宙ビジネス?衛星開発をテーマに「宇宙ベンチャービジネスゲーム」を体験し、起業家が直面する意思決定の難しさや、予期せぬ事態への対応などを学びました。そして、実際のビジネスを体感することで得られたたくさんの学びや経験を、参加者が実現したいビジネスプランとして発表するという次のステップへと準備を進めていきました。
■Day5
2024年2月4日、最終日はこれまでに学んだことの集大成として、参加者自身で考えた「ビジネスプラン」の発表を行いました。Space BD株式会社代表取締役社長の永崎将利氏をはじめ九工大教員、学生、北九州市のスタートアップ関係者を前に、緊張しながらも堂々と発表していました。
「宇宙が好き」「ビジネスって何だろう?」「何となく面白そう」といった様々なきっかけでこのプログラムに参加した中学生?高校生からは、「いろんな人と意見交換するのが楽しかった。出会った人によって、物事を見る目線が変わったと思う」「自分の意見を言うことが苦手だったが、苦手でもちょっと勇気を出せば、自分が納得できる結果が出るのだと気づいた」などの声が寄せられました。
九工大では来年度も、中学生?高校生を対象とした宇宙?衛星開発×アントレ教育プログラムを企画中です。九工大HPはもちろんTwitter(X)でも参加者募集のお知らせをしますので、ぜひフォローしてください!
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