更新日:2015.09.08
平成 27年9月4日(金)、電気通信大学にて、生命体工学研究科 人間知能システム工学専攻 柴田智広教授が2015年度日本神経回路学会論文賞を受賞しました。
日本神経回路学会は創立26年を迎え、日本神経科学会?日本神経化学会ともに日本の神経科学?工学界を牽引する重要な学会です。論文賞は前年に会員によって発表された全てのジャーナル論文を対象とし、毎年2件が選定されるものです。
受賞論文は、強化学習ロボットがAssist-as-needed原理(支援への依存を防ぐため、できるだけ支援を控える)に従い、個人適応的な支援を行うことで、非熟達者のダーツ投擲運動学習を促進可能であることを示したものです。本研究において提案されたフレームワークは今後、広く非健常者への展開が期待されます。
【受賞対象】
著者 :Chihiro Obayashi, Tomoya Tamei, Tomohiro Shibata
タイトル :Assist-as-needed robotic trainer based on reinforcement
learning and its application to dart-throwing
掲載誌 : Neural Networks, Vol.53, pp.52-60, 2014