本学の交流協定校の1つであるマレーシアプトラ大学(UPM)の学生21名が、平成27年4月14日(火)から4月26日(日)の約2週間、九州工業大学を訪問しました。
本学とUPMとの間で締結されているモビリティ?スカラシップ?プログラム(相互派遣プログラム)に基づき、語学学習、企業?施設見学、研究室訪問、学生プロジェクト紹介、国際セミナー参加、異文化交流体験等のグローバル教育を行いました。今回で3度目の受け入れになります。
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プログラムには、日本語学習4コマ、企業?施設見学6カ所、研究室?学生プロジェクト訪問5カ所、異文化交流体験2回、事前準備、振り返り、最終発表会が含まれており、日本?北九州に関する様々なことを学びました。
企業?施設見学では、新門司のごみ処理施設、北九州エコタウン、トヨタ自動車九州株式会社、沢井製薬株式会社、九州沖縄農業研究センター、株式会社やまやコミュニケーションズ(訪問順)を訪問しました。
研究室?学生プロジェクト訪問では、宇宙環境技術ラボラトリー、九工大宇宙クラブ、GPレーサープロジェクト、金研究室、タン研究室(訪問順)を訪問しました。
UPM学生の受け入れのプログラムの大きな目的の一つに日本の社会?大学?企業の良いところを学び、それを持ち帰り、自国の発展につなげてもらうことが有ります。特に日本?北九州のクリーンでエコな労働環境?国民の意識はマレーシアの学生には新鮮な驚きを与えたようです。
また、産業とアカデミックの両面からのアプローチにより、学生は単なる知識の詰め込みでなく、技術がどう使われるかを肌で感じられるプログラムになりました。
ランゲッジ?ラウンジ(LL)での交流プログラムでは、書道、折り紙などを通じて本学の学生と交流を深めました。UPMの学生が半紙に自分の名前をカタカナで書けるように九工大生が指導している姿はとても微笑ましたかったです。
本学の学生や教職員の前で行ったプログラム最後の発表会では、UPM学生の学習力、プレゼンテーション能力、チームワーク、リーダーシップ力の高さが印象的で、本学の学生や教職員にとっても良い刺激になりました。
本プログラムの定期的な交流により、プログラム内外で交流を行っている本学学生の人数が増えています。九州工業大学の国際交流が大きく飛躍する可能性を感じる訪問となりました。