平成26年12月20日(土)、21日(日)戸畑キャンパスで、マレーシアプトラ大学(以下、UPM)*との国際合同シンポジウムを開催しました。
当日は、マレーシアから、高校生、大学生、教職員など130名を超える方々が来日し、一般参加者も加えて、主会場となった百周年中村記念館多目的ホールは満員となりました。基調講演では、本学宇宙環境技術ラボラトリー施設長の趙教授を始め、両大学を代表する教授5名による研究成果が発表され、各セッション(口頭?ポスター発表)では、理工学、情報工学、生命工学など多岐に渡る専門分野の活発な意見交換が行なわれ、今後の両大学間の教育研究促進につながるよい機会となりました。
*マレーシアプトラ大学(UPM):本学の協定校。平成25年4月に本学の教育研究拠点(MSSC)を構内に設置し、連携強化中。
目玉企画となった「高校生セッション」では、マレーシアの高校2校とスーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定4校(小倉高、八幡高、鞍手高、日田高)の高校生が、理工学について全て英語で口頭発表を行い、発表内容のみならず英語力の高さに参加者は感心していました。その後、両学長をパネラーとし、「もし今、僕が高校生だったら???科学青年へのメッセージ」と題したディスカッションが行われ、学長の熱いメッセージに高校生は熱心に耳を傾け、将来の夢や目標を新たにしたようでした。発表した高校生からは、「マレーシアの学生が、身振り手振り、“smile”で質問をしてくれたのがうれしかった」、「緊張したけど、皆が集中して聞いてくれる中で、英語でプレゼンテーションする機会はよい経験になった」などの感想が寄せられました。
本学で初めての開催となったUPMとの国際合同シンポジウムは大盛況の内に幕を閉じました。次回の同シンポジウムは、次年度マレーシアで開催予定となっています。