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世界初! 超伝導転移温度の上昇にせん断ひずみが効果的であること科学的に証明

更新日:2016.11.08

 本学 戦略的研究ユニット化促進プロジェクト“高温超伝導体のさらなる転移温度向上を目指した物質設計ユニット”(代表者:大学院工学研究院 美藤正樹 教授)が、九州大学巨大ひずみマテリアル国際研究センターと共同で、レ二ウムの超伝導転移温度の上昇にせん断ひずみが効果的であることを世界で初めて科学的に証明しました。物理学研究と材料力学研究の境界領域に超伝導転移温度の飛躍的向上を実現するアプローチ性が存在することを示す研究であり、同ユニットの特筆すべき成果です。

 この研究成果は、英国科学誌Natureの姉妹紙「Scientific Reports」に2016年11月4日(英国時間)掲載されました。

“Large enhancement of superconducting transition temperature in single-element superconducting rhenium by shear strain” Scientific Reports, (2016). M. Mito, K. Nakamura, H. Deguchi,
T. Yamaguchi, Z. Horita et al.

【本学の研究者】
大学院工学研究院 基礎科学研究系 量子物理学部門 美藤正樹 教授 (戦略的研究ユニット)
           〃           出口博之 教授 (    〃    )
           〃           中村和磨 准教授 (   〃    )
大学院工学研究院 物質工学研究系 材料開発部門  山口富子 准教授



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