更新日:2016.05.06
本学情報工学研究院 生命情報工学研究系の坂本順司教授とドイツ マックス-プランク研究所のH. ミケル教授の共同研究により、世界で初めて微生物特有の「呼吸酵素」(シトクロムbd型オキシダーゼ)の精密立体構造を解明しました。
この研究成果は、創薬?医療分野での応用、特に結核菌や新興感染症の病原菌の「息の根を止める」新しい治療薬の開発に貢献することが期待されます。
なお、本共同研究論文は、2016年4月29日(金)発行の米国の学術誌「サイエンス」誌(6285号)に掲載されました。
また、本件は平成28年5月2日(月)の西日本新聞にも掲載されました。
●西日本新聞の記事は こちらから(情報工学部ウェブサイト)
◆論 文 名:Structure of a bd Oxidase Indicates Similar Mechanisms for
Membrane-integrated Oxygen Reductases
(bd型酸化酵素の構造は、膜内在性の酸素還元酵素に共通な反応機構を示す)
◆発表雑誌:Science
◆著 者:Schara Safarian, Chitra Rajendran, Hannelore Mu?ller, Julia Preu, Julian D. Langer,
Sergey Ovchinnikov, Taichiro Hirose, Tomoichirou Kusumoto, Junshi Sakamoto,
Hartmut Michel