国立大学法人九州工業大学の学生プロジェクトチーム『HibikinoMusashi@Home』が、『World Robot Summit 2018』の Service Robot CategoryのPartner Robot Challenge(Real Space)部門で優勝という快挙を成し遂げ、経済産業大臣賞を受賞しました。また、優れた研究開発と競技会での安定したパフォーマンスが極めて高く評価され日本ロボット学会賞を併せて受賞しました。
World Robot Summit(WRS)は、経済産業省とNEDO(国立研究開発法人新エネルギー?産業技術総合開発機構)が主催するロボットの競技会と展示会の国際大会で、2020年の本大会開催に向け、2018年はプレ大会として「東京大会」が10月17日から10月21日の期間で開催されました。
Hibikino-Musashi@Homeが出場したService Robot Categoryの Partner Robot Challenge(Real Space)部門では “Robotics for Happiness” をキーワードに、家庭やオフィスといった、人間の生活空間で働くサービスロボットの性能を競いました。世界中より厳しい書類審査を経て選ばれた14チームが本戦に進出しました。
予選に当たるSkill Testでは、部屋を片付けるTidy Up Here、指示されたものを取ってくるBring me、二つのタスクが実施され、Hibikino-Musashi@Homeはその両方で全チーム中最高得点を獲得しました。また、Skill Testの上位7チームが進出したFinalでは、競技会という極めて限られた時間内にロボットの視覚となる深層学習を効率よくかつ高精度に構築する方法と、扁桃体の機能をロボットへ実装することで、人間とロボット間の少ないコミュニケーションでパートナーである人間の好みを学習し、「あれ取ってきて」の「あれ」を推定する、新たな脳型人工知能アルゴリズムをロボットのデモンストレーションを交えて披露しました。
ファイナルのロボットデモの中では、冷蔵庫を開けて中身を取り出し、扉を閉めるという一連の動作を完全自律動作で実現するという見せ場もありました。
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