平成27年9月10日~20日、本学学習教育センターの取組むエンジニア向けGLOBAL COMPETENCY(世界に飛び出すための力)を身に着けさせるための、「グローバル人材育成プログラム」が、マレーシアプトラ大学(UPM)内にある海外教育研究拠点MSSCで実施され、学部生10名がUPM学生寮に宿泊し、マレーシアの学生(バディ)と同じ屋根の下で生活をしながら10日間のプログラムに参加しました。
プログラムでは、UPM外国語学科で日本語を学ぶ学生との「キャリア」?「環境」をテーマとした協働学習が行われ、本学生からは、日本文化「かるた」の英語によるレクチャーも行われました。
寮のバディとのグループ活動では、東南アジア固有の植物群や潟湖(ラグーン)の残る熱帯雨林体験、UPM学内にあるHeritage Museumでの伝統文化体験や世界遺産都市マラッカ探訪などを行い、また、UPMハラルセンターでは、イスラム教の、特に食関係で重要になる「ハラル」について学びました。学外では、日系企業(ヤクルトマレーシア)を訪問し、社長自らが講演をされ、海外で、マレーシアで働くということについての話を聴かせていただきました。
学生たちは、最初はマレーシアの生活に馴染めるか、そして自分の英語が伝わるか、不安な様子でしたが、積極的に笑顔で話しかけてくれるバディに助けられ、少しずつ寮の生活にも慣れていき、なにより自分の英語が伝わる驚きと喜びを感じ、自信を得たようでした。
MSSCでは、昨年、一昨年に続いて今年度も夏季と春季の2回、本プログラムでの受入れを予定しており、引き続き、九工大生が異文化に対する理解を深めるとともに、マレーシア人学生との友情を育み、自分を知るきっかけとなるような機会を提供していきたいと思います。
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