IoTやAIを活用した
五感を助けるシステムで
誰もが暮らしやすい社会に
家電、スマートホン、カーナビなど、様々な「モノ」がインターネットに接続され、話しかければAIの力を借りて、今までにない便利なサービスが提供されつつあります。しかし世の中にはその機能が使えず、高齢者や障がい者をはじめ、多くの困っている人たちがいるのも現状です。
研究内容
IoTやAI技術を用いて、高齢者や障がい者が日常的に困っていることを解決したり、支援するためのシステムを研究しています。たとえば、高齢者の聞こえをサポートする補聴器や、視覚障がい者が使いやすい電子機器、病気で声帯を取り除いた人でも話せる機械など、人の五感を助ける福祉支援システムの研究を通して、社会貢献をしていくことが目標です。
課題
高齢者や障がい者の方が、日常的に困っていることに気づき、何が問題かを把握することは、中々難しいことです。課題の本質に迫れるように、日々模索しています。
この研究で、
暮らしはどうなる?
高齢になれば、目や耳や言葉の機能はどうしても衰えていきます。それを、音声や画像の処理技術を使ってうまくサポートできれば、高齢者や障がい者が安心して生活できるようになります。
今後の展望
例えば、スマホやAlスピーカーのように音声で操作することができる機器はすでにありますが、言葉の裏に隠された感情や真意を理解できるまでには至っていません。それができる機器があれば、会話や動作を通して詐欺などの犯罪を未然に防ぐことができる方もしれません。また、周囲の状況(危険など)を感知?解析して音声で知らせてくれるシステムができれば、視覚障がい者や高齢者の交通事故を防ぐこともできるようになります。現在、いろいろな企業と共同研究を始めており、事業化を見据えて取り組んでいます。
研究の魅力
社会貢献に直結した研究テーマは、ブレずに自信を持って研究できるところが魅力。「社会の役に立つ!」「人の役に立つ!」と信じて研究を進められることは、自分の存在意義を再確認することができます。自分の研究開発した成果が世の中に出た時の喜びはひとしおです。
「福祉支援」。
わかりやすく、人の役に立つ研究だと思います。
必須アイテム
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■ バッグ妻に買ってもらったバッグ。キャリーバックにも装着でき、出張にも便利です。
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■ ノートパソコン研究にはもちろん、会議などでも必須です。やるべきことが多いので、最近では会議を進行しながら議事録も入力できるようになりました。
1日のスケジュール
出勤 一日のスケジュール確認、会議?打合せ資料作成(ややこしい資料が多い) |
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研究室全体ゼミ |
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会議や講義 |
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夕食 やっと自分のペースで仕事ができる。 |
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準備?資料作成など 次回講義準備、会議?打合せ資料作成(実はこれが一番大変、時間もかかる) |
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一日の業務終了 |
ライフスタイル
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■ 子供の頃の夢化学者、パイロット、天文学者、いろいろとなりたいものがありました。
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■ 大学教員になったきっかけ最初に就職した企業で出会った同期の友人たち。先に退職し、彼らが目指すべき道に進んでいった生き様を目の当たりにしたので、私も会社を辞め、自分のやりたいことを突き詰めるため大学で研究する道へ。
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■ 尊敬する人物アインシュタイン。中学高校で天文学者を目指していた頃から尊敬しています。人知を超えた発想力がスゴイ。
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■ 自分の性格を一言でいうと「楽天家、チャレンジ精神旺盛」。楽天家は間違いないですが、チャレンジ精神旺盛は、あえてそう書くようにしています。自分を奮い立たせるため、ですね。
学生の頃に
「しておいてよかった」
「しておけばよかった」
もし大学教員
ではなかったら
九工大のおすすめポイント
中高生へのメッセージ
この研究に
興味がわいたら…
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