2022年9月6日~10日、静岡県のエコパ(小笠山総合運動公園)で(社)自動車技術会主催による「学生フォーミュラ日本大会2022」が行われ、学生フォーミュラ「KIT-Formula」*が出場しました。新型コロナウィルス感染拡大の影響により、対面での大会(昨年は静的競技のみ)は3年ぶりの開催でした。
本大会は69チームのエントリーがありましたが、大会前に辞退するチームや優勝候補と呼ばれたチームでさえ車検に合格できないという、幕開けから波乱の展開となりました。
本学チームも、前大会を経験しているメンバーが現在の学部4年生以上であり、製作期間も短く、これまでより2か月遅れで7月にシェイクダウン(完成したレーシングカーの初めての走行)し、試走を繰り返しながら不具合をチェックし大会に挑みました。
動的競技1日目は、雨の降る中、「アクセラ」「スキッドパッド」「オートクロス」の三種の競技が行われました。「アクセラ」については過去最高の5位となりました。動的競技2日目は、「エンデュランス」が行われ、出走は2番目でした。
エンジンがかからないというトラブルに見舞われ、その後エンジンがかかり最後の出走(ペナルティー付き)となり、さらにステアリングのトラブルが襲い、十分なタイムを出すことが出来ずに苦戦しましたが無事に完走をすることができました。
総合成績は、このような状況下でも静的審査で高得点を得ていたため21位となりました。さらに、日本自動車工業会会長賞(全ての静的?動的審査に参加し、完遂?完走しているチームに贈られる賞)だけでなく、今回初めてベスト車検賞(車検書類合格評価の最も高いチームのうち、静的審査総合得点の高いチームに贈られる賞)で1位を獲得することができました。
今後も応援よろしくお願いします。
※学生フォーミュラ「KIT-Formula」の活動は、本学の学生創造学習支援プロジェクトに採択されています。
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