更新日:2022.02.24
2022年1月31日、九州インターネットプロジェクト(QBP)ワークショップをハイブリッド形式で開催し、本学のローカル5G環境を活用した2つのデモンストレーションを行いました。
当日は、現地の戸畑キャンパス構内でデモンストレーションを行い、その様子をオンラインで配信しました。また、オンラインで参加の方にもアプリケーションを体験できるように360度カメラを設置し自由に操作して閲覧頂きました。
今回実施した内容は下記の2件です。
1)「読唇技術アプリケーション」
?本学情報工学研究院齊藤剛史教授の研究室で取り組んでいる、読唇技術のアプリケーション
?カメラで撮影した唇の動きを、AI処理することにより発した言葉を判読
?発話障がい者や、聴覚障がい者等支援への活用に期待
2)「360度カメラアプリケーション」
?株式会社Nossaが開発、提供するサービス
?360度カメラで撮影した映像を遅延なく配信、各閲覧者は360度映像を好きなアングルで閲覧可能
?遠隔作業支援や遠隔授業などへの活用に期待
本学では、未来思考キャンパス構想*の一環として、株式会社QTnetと学内にローカル5G環境を構築し、これを活用した研究開発やユースケースの実証を実施しています。今後も多くの企業と連携を図り、様々なユースケースの創出に取り組んでいきます。
なお、今回の「読唇技術アプリケーション」デモンストレーションの様子については、2022年2月11日の読売新聞朝刊/読売新聞オンラインにも掲載されました。
* 未来思考キャンパス構想:キャンパス内に最先端の「未来環境」を構築することで、学生や研究者が未来を身近に感じ、自由な発想で新たなアイディアを生み出すことを目指した取り組み。