私の研究室では、マルチオミックスデータとAIを活用し、医療に貢献することを目指した様々な技術開発を行っています。AI創薬、AIでの医療画像診断、細胞治療法の開発などです。
たとえば新薬の開発では、化合物の膨大な情報を最新の機械学習やAIを使って計算し、数十万の中から最適な候補を効率的に絞り込むことが可能です。そうすることで、臨床試験に入る前のスクリーニング（有効な薬剤を選別する作業）の時間を飛躍的に短縮できます。新しい治療法や新しい薬を実験のみで0から開発するには、驚くほどのコストや時間や労力がかかりますが、AIを用いることで開発初期段階の時間?経費を大幅に削減でき、医療の発展に大きく貢献できると考えています。
また、臨床医の先生方と共同で、CTやMRIなどの医療画像から精密な病状を診断するAI技術の開発も行っています。

治療法や医療技術の開発は日々着実に進歩しているものの、未だに根本的な治療法がない病気や増加する患者数を抑えることができない病気があります。データが入手しにくかったりメカニズムが複雑な病気に対する薬や治療法の予測は、非常に難しいです。

同じ病気であっても、患者さんによって病状も違えば、効果を発揮する薬が違う場合もあります。そんな場合でも、膨大なマルチオミックスデータを学習したAIモデルを活用することで、一人ひとりに最適な薬や治療法を提案できるようになることが期待されます。

病気を正確に診断し、複数ある治療法から一人ひとりに最適な薬や治療法を提案するという技術開発のため、複数のアプローチから日々技術開発を試みています。いつの日か、これらの研究の中から実際の臨床現場で活躍するような技術を自らの手で生み出したい！

医学に最新の情報工学の技術であるAIを組み合わせることで、医療技術の発展を加速させることができます。
また、病気などで辛く苦しい思いをしている方々を助けるための種になる技術開発をすることは、医療への貢献を感じられるやりがいのある研究です。

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  ■ Smart Watch
  会議や打ち合わせの10分前に振動！使い始めてから予定を忘れることがなくなりました。
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  ■ 椅子
  濱野研究室設立のお祝いに、家族からもらった一番身近な仕事道具。長時間作業をしても腰が痛くなりません。
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  ■ iPad
  研究打ち合わせのメモや読書など、マルチに活躍。

• ■ 趣味
  犬と遊んだり、ドライブをして自然と触れ合ったり、道の駅巡りをすることが好き。
• ■ 研究者を志したきっかけ
  大学院修士課程での研究が非常に楽しかったから。実験をする度にワクワクする実験結果が出てきて、数値データを統計解析したり、論文を調べて様々な視点から結果を考察したり、次に必要な実験データを取得するための実験計画を考えることが好きでした。
• ■ 尊敬する人
  確固たる信念や専門性を持っている人。自分の軸をしっかり持っていることは、最大の武器だと考えています。
• ■ 好きな食べ物
  たくさんありますが、特に春が旬の食べ物が好きです。空豆、ホタルイカ、新玉ねぎなど。
• ■ キャンパス周辺のオススメ食堂
  ムツゴロウという居酒屋さんがおすすめ。
• ■ 自分の性格を一言で言うと
  優しいとよく言われます。
• ■ 座右の銘
  努力は必ず報われる。
• ■ 特技
  手先の器用さが求められる作業。細かい作業をする時に、集中力を発揮します。